1巻をまとめた時には、お部長がこんなにも愛されるキャラクターになるとは思ってもいませんでした。
本当にありがとうございます。
海辺野ジョーはマンガを描きはじめた当初から「絵が苦手」「絵が嫌い」とよく言われていました。
処女作「バレた日」も、仕事相手に見てもらうたびに「もっと女性ものらしい絵じゃないと・・・」と、当たり前のように否定されていました。
ところが、海辺野ジョーは
「私はマンガのために絵を描いているんであって、絵のためにマンガを描いているわけじゃない」
「嫌いだと言われてもいいから、自分の描きたいストーリーを表現できる絵を追求しよう」
と、絵の方向性を変えようとはしませんでした。
こう生意気に思えたのは、海辺野自身、好きな漫画のほとんどが『最初は絵が苦手だった』という事実があったからです。
食わず嫌いならぬ、マンガ読まず嫌い。
でも、読んでしまったら最後、絵が苦手だったはずの作品ばかりを、信者のように何度も何度も読み返していました。
だから「絵は嫌いだけどマンガ(もしくはキャラクター)は好き」とレビューが入ることは本当に嬉しいです。
これからもキャラクターが生き生きと動きまわるマンガを描けるようにがんばります。
海辺野ジョー